パニエ

主な着用理由としては同じくスカートの下に穿くランジェリーのペチコートのように、スカートの生地から体のラインが見えないようにするためでもある。しかし、ペチコートよりも形がしっかりとしており、最大の機能はあくまでも「スカートを膨らませる」ことにある。しばしば、ペチコートと混同されて使われるが、後者に要求されるのは滑りをよくする機能であり全くの別物と言える。


素材

スカートを鳥かごやドーム型にするために竹やワイヤーなどで骨組みをつくり、硬い素材で大きく膨らませる。生地に張りのある化繊のチュールなどのかさを増し易い素材を使い、ギャザーで縫い縮めて一層膨らみを出して骨組みを覆う。裏地には厚手の肌触りの良いものを選び、座ったときなど表地が肌に触れるゴワゴワ感を軽減して履き心地を良くする。短いスカートの中に穿くものなど、ある程度見えることを想定した場合には裾周りに飾り用のレースやフリル、リボンなどがあしらわれていることもある。

色のバリエーションは、市販品のウェディングドレス向けの白が主流であったがコスチューム用に多様化している。またコム・デ・ギャルソンは2015年のパニエそのものをドレスとして用いるデザインにより、ファウンデーションの分類から踏み出した。


主な使用例

一般的にはウェディングドレスの膨らんだ長いスカートに使用することで知られている。海外のドレスは16世紀以降、バッスルやクリノリンでスカートを膨らませており、パニエに比べるとはるかにボリュームがあり、シルエットもはっきりと表現できることから、現在でも稀に使われる。しかし、それらはパニエよりも重量があり、活動的ではないという不利点がある。

日常での着用例としてはロリータ・ファッションなど元々パニエを入れて膨らませる前提ないしは広がるスカートとの着用例が増え、腰をかがめた時などに裾端が見える点を意識してレースやフリルなどをあしらったものがある。これを装飾目的のペチコートの様にスカートの裾から少し見せる着こなしは上級者向けとされる。またドレススカートに比べ短いスカートに着用する場合は段差等で下着が見えるのを防ぐ為に、パニエの下にさらにドロワーズという大きなブルマーのようなものを穿く。ロリータ・ファッションのイベント運営団体等では覗きや盗撮対策にドロワーズやそれに近いインナーを必ず着用する事を奨励している。

近年パニエの知名度は上がってきており、アメリカンカジュアルな服装のジーンズの上などにオーバースカート感覚で履くのも流行した。また、モード系などのクラシックな服装のスカートの下に履いたり、フェアリー系ファッションではオーバースカートとして裏地の付いたパニエを着用する場合も増えている。これらの服装の場合もやはり前述のドロワーズのように下にスパッツやタイツがコーディネートされる。 


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